電話で話しているとコロスケが群馬のG.G.C.(グレートジャーマンクックというドイツ料理屋)などでドイツ料理をたまに食っているとからしく、なんかホームページを見てたらたまらんくなったとか。で、是非ドイツ料理を食いにいこうというので群馬から呼び寄せて新宿の「ヴァインカフェー・カイテル」へ行くことになった。このヴァインカフェー・カイテルは市販のグルメ雑誌の中でも紹介されるほどの、日本のドイツ料理屋の中ではトップクラスに有名どころなのだ。シェフのカイテル氏は世界料理オリンピック金メダル受賞2回をはじめとして世界的なタイトルを40以上も受賞しているという凄腕シェフとのこと。これは楽しみだ。
…いきなり迷う。すんげえ見つけにくい。ウロウロ20分ほどさまよってからついに発見。喜んでついつい店の前まで走ってゆく。中に入るとカイテル氏のお出迎え。「Guten Abend」イキナリ握手。で、その直後、日本語。やはりドイツのユニホームの話。やはりサッカーの力は偉大だ。あっというまに打ち解ける。が、さっきの挨拶の時点で発音がまずかったか、私を指し「あなたがドイツ着ているのは分かる、でもアナタはナンデ?」と、エルっしぃに尋ねる。彼がドイツ語まったく分からないことを即座に見破るとは、なかなかやるな。
席に着いてビールを頼む。コロスケがちょっと前にエルっしぃがベルギービール工房で頼んで大失敗したベルリンのビールを頼むとカイテル氏が「そんなモン女やオカマが飲むもんだ! お前オカマかー!」と叱りつけ、オススメビールをもってきてくれることに。
さて、料理だ。グラーシュズッペ(辛めの赤っぽいスープ)、マルターシェンズッペ(コンソメワンタンスープみたいなの)、野菜(グリーンピース)スープ。野菜スープは日によって変わるらしく、なるほどここは日替わりディナーが一番いいのだなと思う。まあ今日は単品で攻めることにしよう。
3人で分けるってんで、夫人が気を利かして前菜を1品づつ盛り合わせて出してくれた。こりゃあビールのつまみにゃあもってこいだ。これで最初のビールをペロリと流し込むと、カイテル氏がサービスだとミュンヘンのドゥンケル(大麦ビール)を出してくれた。こりゃあーウメエよ。ウメエ!
んで次はシェフのオススメソーセージ3種盛り合わせ。こん中では特にレバーケーゼがうまかったと感じた。バイエルン地方の出身なのかしら。続いてローストビーフのホースラディッシュソース。上品な味でこれまたうまい。んで普通のソーセージ。うまうま。でもなんか全体的に量が少ないかな。ちなみにこの店、ジャーマンポテトが冷たいのだ。なんか冷やすだけでこうまで上品な口当たりになるもんかと思った。まろやか。
と、このへんでカイテル氏がわれわれのテーブルに着席。なんと日本酒をビシっと取り出して我らに注いで乾杯。コシノハクバイ。夫人がレバーペーストの塗ってあるパンをもってきた。ドイツ方面での朝食でよく出てきたやつだ。こりゃしかし日本酒と合うぞ。予期せぬ展開で日本酒をぐいぐい呑み出すことになった。そしてカイテル氏とのお話をいろいろ聞かせてもらう。コール首相にコイツはトモダチだと言われているとかスティーブン・セガールが昔来たとかそういう話をチャキチャキの江戸弁で話してもらって、われらメロメロです。営業時間過ぎても飲み会は続く。楽しいよこのカイテルさんっつう人は。なお日本のドイツ料理屋のボスみたいな人らしいのでいろんな店のことをよく知ってるのな。あそこはマズイ、あそこはまあOKだとか。で、次はここ行け、と五反田のヴンダバーという店の名刺を渡された。いいねえ。スタンプラリーみてえだ。最後は得意のデザート。独創的なケーキを3種類頂く。うまうま。
最後に握手してバイバーイゆって車に向かう途中、私だけ金を払っていないことが発覚。やべえやべえ。急いで戻って金払う。あやうくタダメシ食らいになるところでした。ぷはー、ゴチソウサマ。
私がドイツ語を勉強している時、先生に「ドイツではビールは男の飲むもんなので居酒屋みたいなとこには女性を連れていってはいけません」と教わったのだが、個人的な感想としては、女性を連れていける感じの上品な店だと感じた。実際、周りは女の子が多かった。サービスしてもらっていたのは我々だけだったので横にいながらなんか申し訳ない気もしたが、こりゃまあユニホームによる友好の意を表していたかいないかの差だな。あと、奇数人数で行くとカイテル氏が同席してくれるかもしれません。みんなも試してみよう。
で、カイテル氏も言っていたが、同郷の人が食べにきて「こんなドイツ料理、本国でも見たことない!」と驚くぐらいの特徴的な料理なので、われらがドイツで食らっていたようなワイルド&パワフルなドイツ料理とは違います。「ドイツ出身の凄腕シェフによる本格派レストラン」といった感じです。というわけで、我らのような居酒屋フォーメーションではなく、ちゃんとしたディナーコースなどを頼むのが吉、とみたがどうか。
| 店の雰囲気 | :★★★★★ 5 |
| 味 | :★★★★☆ 4 |
| ボリューム | :★★☆☆☆ 2 |
| メニュー | :★★★★★ 5 |
| 本格度 | :★★★☆☆ 3 |
・Chef's Empfehlung 3 sorten wurst mit Kartoffel und Sauerkraut (\2000)
・Tafelspitz mit Meerrettich sauce (\1800)
・Schweinbratwurst mit Sauerkraut (\1800)
・Goulasch Suppe (\900)
・Maultaschen Suppe (\800)
・Gemuse Suppe (\700)
・Bitburger (\900)
・Erdinger Weiss (\1500)
・Bratkartoffeln (\???)
・Brot mit Laberpastete (\???)
・Vorspeisen 盛り合わせ (\???)
・Nachtische (\???×9)
・越の白梅 (\0×2)
・Muenchener Dunkel (\0×3)
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